「脳トレゲームと認知力伸長」

記憶機能、言語理解機能、知覚認知機能、推論・判断認知機能など物事を把握し理解する認知機能を伸長するには、脳トレゲームが有効です。

本学院では、「嫌々な学習」から「たのしい学習」をめざし、ゲーム等を利用しています。

ゲームは楽しくやれると同時に、私たちの様々な面の能力を鍛えてくれます。

実は、算数・数学もゲームの要素が大きい教科です。ゲーム的感覚で取り組むと面白くなること間違いなしです。

【例1】数独。考え方の手順を論理的に理解し、推論力が向上します。

20世紀に世界に広がった教育に「フレネ教育」があります。フランスの教師であったセレスタン・フレネが自身が勤める公立学校で始め世界38各国に広まった教育実践で、フレネは「手仕事や芸術,科学という面での能力は決して単なる思考の働きだけで培われるものではなく,創造と労働と経験によって培われるものである。」と述べていたといわれます。

つまり,伝統的な教育における知識と経験の乖離を厳しく戒め、学びの起点は,自らが身を委ねている生活の中に存在し、様々な場面での経験を積み重ねることであらゆる才能は培われていくという考え方があります。

「話すこと書くことの習得につれて,彼らの間には,人間的な感覚と論理的な思考が表現され,高められていくが,そうなると,子どもたちは日常の世界から解放されて,その奥にひそむ概念を追求していく」

           若狭蔵之助 氏 「アルバム学習」 より引用

まず、【読み・書き・話す】ことが自由のための土台であることは言うまでもありません。

そして、【計算し・考える】ことも「計算し考える」経験の積み重ねがあってこそ自分の物に血肉化します。面白そうなパズルや計算を、しらず知らずのうちに経験していくと、いつの間にか「考える」力が伸びてくることを実感できます。

将棋で例えるなら、楽しんでやる対局の経験が「次なる一手を編み出す」力を育ててくれます。

「落ちこぼれ」の原因は、【自分でやる!】この経験の少ない場合がほとんどです。

ですから、いかに興味を引き出し、経験を積ませるかを考え抜いた教材が大切なのです。

ゲーム的感覚で潜在能力を伸ばすことの重要性を説いていたといえます。

本学院でも、この精神から学び、興味を引き出す教材がとても重要だと考えています。

【例2】空間認知と把握力を鍛える「こころで回転」などのパズルも有名です。

【例3】「合同探し」は、算数図形編で見かける典型的な算数・数学の問題です

【例4】 ロジ算 これは百マス計算に匹敵する計算力アップに有効ゲームです。

フレネ教育でも、実に豊富な教材群が準備され用意されていました。

科学や動植物をはじめ、様々な分野の知識情報がビジュアルに楽しく記録されたカード群や、計算ドリル練習のための自己採点カード群などなど。

現代では、実に多くの魅力ある教材があります。特にWeb上は宝の山といえるほど無料で利用できる教材群に恵まれています。

例えば、小学校や中学生向けなら素晴らしい教材群を無料で提供しているサイトがたくさんあります。

例えば「ちぶむすドリル」

など、とても楽しみながら「考える経験」を積み重ねられる教材でいっぱいです。

ぜひ、利用してみてください。

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